【お米の食味マップ】 品種ごとの味の違いについて

お米は品種によって、甘みの感じ方や粘り、粒の食感など、さまざまな要素が異なり、その品種ならではの「味」があります。

同じ品種でも、土、水、空気、人など、味の機微な表情やそこで育まれた物語は、まさに一つとないものがあります。

その前提はありつつ、MINORI FOODSCAPEで扱っている品種にはじまり、一般によく知られる品種や、古くから受け継がれてきた在来種など、合計26品種の味わいを1枚のマップにまとめさせていただきました。
いつものお米と比べながら、次に試すお米を選ぶときの目安にお使いください。

お米の食味マップ。横軸は食感(しっかり〜もちもち)、縦軸は味わい(あっさり〜甘み)。MINORI FOODSCAPEで扱う17品種と、よく知られた品種・在来種あわせて26品種の位置を示した図

■ マップの見方
横軸は食感です。左ほど粒がしっかりしていて粘りは控えめ、右ほど粘りが強く、もちもちしています。
縦軸は味わいです。下ほどあっさり、上ほど甘みを感じやすいお米です。 真ん中の近くにあるのは、甘みと粘りのバランスがよい品種です。

 

■ MINORI FOODSCAPEでお取り扱いの品種

― あっさり・しっかり寄り ―

・朝日(熊本県・甲佐「おがた健康農園」/岡山県・瀬戸内「Wacca Farm」/岡山県・備前「暮らしと農 つきとき」) 昭和6年に「京都旭」から選び出された品種で、岡山県で古くから作られています。粘りが強すぎず、さわやかな甘みとうまみがあり、すし飯にも向きます。

・旭 / 旭一号(大分県・豊後高田「月日」/熊本県・南阿蘇「農園ベルの樹」) 朝日のもとになった「旭」の系統です。粒の食感がしっかりしていて、あっさりとした味わいです。

・ササニシキ(岡山県・瀬戸内「Wacca Farm」) 粘りは少なめで、さっぱりとした味わい。おかずの味を引き立てます。

・あけぼの(大分県・竹田「とよくに農園」) 朝日を親にもつ品種です。粒が大きく、粘りが強すぎず、ほどよいかたさがあります。丼ものやチャーハンにも合います。

・彦太郎(大分県・豊後高田「月日」) 「月日」オリジナルの在来種です。あっさりとした味わいの中に、粒の食感が残ります。

・農林22号(大分県・豊後高田「月日」) コシヒカリの親にあたる品種で、昭和18年に兵庫県で育成されました。マップでは、しっかり寄りの中ほどにあります。

 

― バランス型 ―

・きぬむすめ(岡山県・瀬戸内「Wacca Farm」/岡山県・備前「暮らしと農 つきとき」) 甘みと粘りのバランスがよく、毎日の食卓で合わせるおかずを選びません。

・元気つくし(福岡県・柳川「TAKA farm」) 粒がしっかりしていて、もちもちとした食感もあります。冷めてもおいしいので、お弁当にも向きます。

・森のくまさん(熊本県・和水/玉名「metsa kiitos」「八十八夜」) 粘りがあってもちもちしながら、味わいはすっきりしています。

 

― 甘み・もちもち寄り ―

・ヒノヒカリ(熊本県・玉名「八十八夜」/熊本県・菊池「でんすけ農場」の七城米/大分県・中津「火水風土」/大分県・豊後高田「月日」/福岡県・糸島「ヒマワリファーム」/「百笑屋」) 噛むほどに甘みが広がり、粘りもほどよくあります。

・にこまる(大分県・竹田「とよくに農園」) 丸みのある粒がそろった品種で、甘みを感じやすいお米です。

・夢しずく(佐賀県・唐津「横枕農園」) ふっくらやわらかく、甘みとほどよい粘りがあります。

・くまさんの輝き(熊本県・玉名「八十八夜」「metsa kiitos」) ほどよいやわらかさと、しっかりした粘り。つやのある炊きあがりです。

・ぴかまる(熊本県「metsa kiitos」) 九州沖縄農業研究センターで育成された品種です。粘りが強く、やわらかい炊きあがりです。

・コシヒカリ(近日中に取り扱い開始予定) 甘みと粘りがしっかりある品種です。上の農林22号を親にもちます。

・ミルキークイーン(「百笑屋」) コシヒカリから生まれた品種です。粘りが強くもちもちしていて、冷めてもかたくなりにくいのが特徴です。

 

■ 一般的によく知られる品種(参考)
・ゆめぴりか:甘みと粘りが強い、北海道の品種です。

・つや姫:甘み・うまみ・粘りのバランスがよい、山形県の品種です。

・新之助:甘みがあり、大粒で噛みごたえのある、新潟県の品種です。

・ひとめぼれ:まろやかな甘さと、ほどよい粘りがあります。

・あきたこまち:甘みと粘りのバランスがよく、マップの中ほどにあります。

・ななつぼし:バランスがよく、さっぱりとした北海道の品種です。

 

■ 在来種・明治時代の品種(参考)

・亀の尾:明治26年(1893年)に、山形県の阿部亀治さんが育てた品種です。コシヒカリやつや姫など、いまの多くの品種のルーツにあたります。粒が大きくしっかりしていて、上品な甘みがあります。

・神力:明治10年(1877年)に、兵庫県の丸尾重次郎さんが選び出した品種です。明治時代には西日本で広く作られていました。粘りは少なめで粒がしっかりしており、ほんのりとした甘みがあります。

・愛国:亀の尾・神力と並んで、明治の三大品種に数えられる品種です。粒がしっかりしていて、あっさりとした味わいです。

MINORI FOODSCAPEで扱っている朝日・旭・彦太郎・農林22号も、古くから作られてきた品種です。マップの左側(しっかり寄り)に、こうした品種が多く集まっています。

 

■ お米選びのヒント

・いま食べているお米がマップのどこにあるかを見て、近いものを選ぶと味わいが大きく外れにくくなります

・反対側の品種を選ぶと、同じ白いごはんでも食べたときの違いがよく分かります

・和食やお寿司には、あっさり・しっかり寄りの品種

・おにぎりやお弁当には、冷めてもかたくなりにくい、もちもち寄りの品種

・玄米や分づき米にすると、同じ品種でも粒の食感がしっかりします

 

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※位置は、生産者のお話・わたしたちの試食・品種の公開情報をもとにした目安です。
※同じ品種でも、産地やその年の天候、精米の度合いによって味わいは変わります。
※掲載品種は2026年10月時点のものです。在庫の状況により、販売していない品種もあります。